概要
美容整形の中でも最も手軽で簡単に行えるのがまぶたを二重にする手術である埋没法です。
メスを使用せず料金もお手頃なので人気がありますが、
埋没法を行っても二重が元に戻ってしまったという話も耳にしますよね。
埋没法の場合はまぶたの裏を糸で固定しているだけなので切開法と違い、半永久的に持続する訳ではありません。
例外としてまぶたの糸が取れても元々二重の素質があった人だと、
二重の線が持続するケースもありますが、
一般的には糸の劣化や皮膚の加齢等で糸が切れたり緩んでしまい、
いつかは元に戻ってしまうものです。
とは言え、痛い思いをして手に入れる二重ですからなるべく長持ちして欲しいというのが正直なところだと思います。
埋没法を受けるに当たってまず決めなければならないのが二重のラインですが、
二重には大きく分けて末広型と平行二重型の2種類があります。
二重を長持ちさせる為にはいくつかの注意点がありますが、
どちらのラインを希望するかによっても二重の持ちが違ってくるようです。
まぶたの厚みや脂肪の多さには個人差がある為に一概にどちらが良いとは言えませんが、
ラインを決めるに当たって実際に経験した人の口コミは大変参考になると思われます。
それぞれの型で埋没法を受けた方の術後の経過なども踏まえてそれぞれについて紹介していきますね。
埋没法の経過!末広型は?10年後どうなる?
末広型はその名の通り、目頭から目じりにかけて二重のラインが広くなっていく形を言います。
目頭の部分は皮膚でラインが隠れて一重になっています。
芸能人で言うと新垣結衣さん、桐谷美玲さん等が綺麗な末広型の二重です。
日本人で二重の割合は大体3割程だそうですが、その中でもほとんどの方が末広型の二重の持ち主です。
と言うのも、日本人を含む黄色人種は目頭の部分を皮膚が覆っている蒙古襞を持つ方が多いからです。
蒙古襞がある人が二重の手術を受けた場合は末広型の二重が安定しやすいです。
日本人の顔立ちからしても平行二重型よりも末広型の方が自然な仕上がりになります。
実際に二重のラインを末広型にした場合の術後の経過
埋没法はメスを使わないとはいえ、デリケートなまぶたに針を使って施術を行うので、
多少の腫れや赤み、場合によっては内出血などを伴います。
術後の腫れは、その人のまぶたの皮膚の厚みや脂肪の量、
又はドクターの糸を留める強さ等によって左右されますが、
二重の幅によっても腫れの出方が異なります。
一般的には、二重の幅を広くしようとするとたくさんの箇所を糸で留める必要があるので腫れが出やすいです。
また、幅が広いことで腫れも目立ちやすいです。
末広型の二重は一般的には平行二重型よりも安定しやすいと言われていますが、
末広型でも幅を広くした場合には術後の腫れも目立ちやすく、元にも戻りやすくなります。
逆に例えば、埋没法で両目とも末広二重にした方の経過ですが、設定した二重の幅が狭めとなる場合、
術後は目を閉じると二重のラインが赤く、少し内出血を起こしていますが目を開けた状態だとわかりません。
二重の幅が狭いからか術後の腫れも目立たず、術後は腫れが出て二重の幅が広くなるのですが、
その状態でも少し広い二重幅の末広二重で不自然な感じがしません。
2~3日はまだ腫れがあり、内出血も少し出ている状態となりますね。
5日目になると腫れが治まり、1週間後には内出血はまだ少しあるものの目元はスッキリとします。
2週間後では内出血の跡が無くなりすっかり自然な末広二重になります。
8か月後にには変わらず綺麗な末広二重をキープすることできます。
二重の持ちについては某美容クリニックのドクターによる埋没法で、
二重が持続する期間はおよそ3~5年だといわれています。
ですが、末広二重にされた方に限って調べた結果、大半の方が3年以上キープされていました。
管理人が調べた範囲では埋没法で末広二重にされた方で、
10年以上綺麗な二重をキープされている方は数人確認出来ました。
残念ながら3年以下で糸が切れてしまったというケースも見られましたが、
元々まぶたが厚く脂肪が多いといった場合に多く見られますね。
埋没法の経過!平行二重型は?10年後どうなる?
平行二重型は二重のラインが目頭から目じりにかけてはっきり出ていて幅も変わらない二重を言います。
芸能人では佐々木希さん、香里奈さん等が当てはまります。
日本人で元から綺麗な平行二重型の方は珍しいです。
平行二重型はメイクがとても映えるので若い女性や華やかな印象になりたい方にとても人気があります。
上記で説明した通り、日本人では蒙古襞を持つ人が多く、
蒙古襞があると埋没法で平行二重型にするのは少し難しいです。
ですのでクリニックでは平行二重型を希望すると目頭切開を薦められることが多いです。
ですが、埋没法で平行二重型が出来ないわけでもありません。
蒙古襞の線が目を瞑るとまぶたに見えますが、
この線よりも上に二重の線を整形することで蒙古襞がある人でも並行二重型になります。
ただし、蒙古襞の幅は個人差があります。
蒙古襞の幅が大きい人の場合には二重の幅をそれだけ大きく広げなければならない為に、
仕上がりが眠そうだったり不自然になってしまうことがあります。
整形はなるべく周囲に気づかれたくないものです。
平行二重型を希望する場合にはしっかりとドクターと相談した上で施術を決めるようにしましょう。
実際に埋没法で幅広の平行二重型にされた方の経過とは
幅広の平行二重型にすると、後の腫れがひどいです。
二重のラインが目をきちんと開けた状態で眉毛と目の真ん中程になっていて、とても不自然です。
腫れは2~3日経っても引かず、ラインのところの内出血も広がりますね。
1か月後には内出血は大分目立たなくなっていますがまだ二重の幅は広いままとなります。
この方の場合は3か月程でようやく腫れが落ち着き、半年後には自然な平行二重型になります。
やはり幅を広くする場合には腫れが出やすい為、かなり長めのダウンタイムを予想しておいた方が良いといえます。
一般的には末広二重や幅が狭い二重にした際よりも平行二重型で幅広の二重を埋没法で、
作った方が取れやすいと言われていますが、
ですが、5年半が経過しても綺麗な平行二重型をキープできることもあります。
例えば、元々アイプチで二重になれてまぶたの脂肪が薄い場合、
脂肪が少ない等で元から二重になりやすいまぶただったことが考えられ、
蒙古襞も恐らくそれ程発達していなかったのではないか?と予測できます。
ただ、一般的に埋没法で平行二重型の二重を作られた方では、1~2年で取れてしまった、
又は二重のラインが狭まってきたといった口コミが多く聞かれます。
埋没法のみで末広型のように10年以上綺麗に二重をキープされている方は、
正直いないに等しいといえます。
結論としてはやはり日本人のまぶたには末広型の二重が適しており、
埋没法のみの施術では末広型の二重の方が長期間綺麗な二重をキープ出来る可能性があります。
平行二重型を強く希望する場合には二重の幅を狭くする、
埋没法と合わせて脂肪吸引や部分切開といった施術も合わせて行う方が無難です。
平行二重型を希望する場合にはしっかりと自分のまぶた、
蒙古襞等の状態を見てもらい自分に適した手術を受けましょう。