生まれ持った自分の顔の形が好きになれないから変えたい。といった声は数多く耳にします。
ところが顔の形とは胎児の時点で構成されており出生後に自然と大きく変化することはありませんので輪郭を変えたい方は美容外科で“輪郭矯正”の手術を受けます。
輪郭矯正の副作用・デメリットは大丈夫?
輪郭を変えるとなれば骨を削るか切って処置する以外にないので、
どうしてもリスクを伴うというデメリットは避けられません。
今回は輪郭矯正を受けるにあたって具体的にどのようなデメリットが挙げられ、どう防ぐかをご紹介します。
一つ目は“どの病院でも成功するとは限らない”ことです。
頬骨は非常に薄く、成人した人でも大体4mm~5mm程度しかありません。
特に骨切りは顔面の神経が通っている場所を手術するので1箇所でも傷つけてしまえば
顔面麻痺を起こし、酷ければ一生後遺症が残る可能性もあります。
他にも顔の左右のバランスが歪になってしまう可能性も出てきます。
執刀医はしっかり話を聞いてくれて納得いくまで説明してくれる医師が良いでしょう。
しかし、どれだけ親身になってくれる医師でも技術力がないと話になりません。
若手の医師ではなく経験と実績を重ねている医師を選んだほうが無難です。
病院によっては医師を指定することもできるそうですから初診の際に聞いてみるのも良いかと思います。
また、病院の設備や医療機器の充実さも重要です。
今では3Dプリンターで患者さんそれぞれの骨格模型を作成し、
あらゆる角度から確認しつつ矯正の計画を練っている病院もあります。
医師と病院は、しっかり選びましょう。
二つ目は“患者さんへの負担が大きい”ことです。
生活習慣によってはダウンタイムと呼ばれる術後の回復期間が長期に渡る可能性があります。
特に手術直後は顔の腫れや痺れに悩まされる方もいて個人差はありますが1ヶ月以上続く方もいます。
喫煙者の場合は喫煙の影響により血流が悪くなっているため傷や腫れの引きが非喫煙者の数倍遅くなってしまいます。
また、喫煙していなくても副流煙と呼ばれる、たばこから出る煙を吸うことでも喫煙者と同じように自然治癒力を低下させることになります。
従って喫煙者は術後しばらくの間、禁煙を余儀なくされます。非喫煙者も喫煙者の近くに行かないよう気を付けましょう。
三つ目は“手術料が高額”ということです。
保険が適用されないので費用は全て自費となります。
とはいえ手術費用が極端に安い病院を選んでしまった結果、後悔したという意見もあります。
決して安いからといって飛びついてはいけません。
高額なのは、それだけの技術と医療機器が備わっているからこそです。
元値が高くてもキャンペーンなどの割引期間を設けている病院やクリニックもあり値段が半額以下になる期間もあるので
キャンペーン期間を利用して高い元値を安くあげる方法を選びましょう。
また、サイトを持っている美容外科だと臨時でモニターを募集していることが多く、
術前と術後の写真を提供することで割引します。といったサービスもあります。
気になる美容外科が見つかったら一度、公式サイトがあるかネットで検索してみると良いでしょう。
輪郭矯正で頬骨の効果
頬骨は顔面の見た目を左右する非常に重要な骨です。
何故なら顔の大きさ・形は頬骨によって決まるケースが多いからです。
頬骨のバランスが崩れていると顔が歪んで見えてしまいます。
他にも頬骨が出っ張っている場合は顔の血流の流れが悪くなり老廃物が溜まっていくことにより顔が大きくなっていきます。
手軽な輪郭矯正されたい方にお勧めなのが顔に注射をするタイプの輪郭矯正です。
3種類の注射がありますが、頬骨が出っ張っている人にお勧めなのはボトックス注射です。
ボトックス注射は噛筋(頬骨とエラを繋ぐ筋肉)を萎縮させることにより小顔になれます。
そもそもエラが張るとは顎の骨が横に広がっている状態のことをいいます。
頬骨の出っ張り原因がエラのせいだった場合ボトックス注射は非常に効果的な方法です。
またこの方法での輪郭注射は施術時間が短く大体5分程度で終わります。
ダウンタイム中でも顔が少し腫れる程度なのでリスクが低く、
施術後すぐに化粧をして帰宅することが出来るので日常生活に支障がでません。
半年から1年間は効果が持続します。
恒久的に効果を持続して欲しい方にはメスを使った手術をすると良いでしょう。
この場合、特に効果が実感できるのは“骨切り”です。
この施術は頬骨のバランスを整える事を目的としているので自分が小顔になった事を実感できます。
骨切り以外にも“骨削り”という手術法もありますが頬骨の出っ張りに最適なのはやはり骨切りです。
骨削りだと骨に厚みのある体部に関しては、ある程度削ることが出来ますが
弓なりなっている頬骨は非常に薄いのであまり削ることが出来ません。
弓なり部分があまり削れないと正面から見た時顔の横幅に変化が実感しづらいのです。
その点骨切りの場合、頬骨の出っ張りがなくなるので、
横に広がっていた顔が解消され細く見える・小顔になるといった効果があります。
一方で骨切りのみだとパーフェクトとはいえません。
大部分の縮小はできても細かな部分の変成ができないためです。
というのも例えばエラを切り過ぎると下膨れに見えてしまうことがあり横から見たときに明らかな違和感を抱きます。
そこで有効なのが骨削りです。
骨削りなら細かな作業に向いているので、エラとコメカミのバランスを保ちながら少しずつ削っていくことが可能となります。
よりパーフェクトな仕上がりを求めるのでしたら骨切りと骨削りの併用をオススメします。